豊頃町はこんなまち

豊頃町は、北海道十勝地方の東南端に位置する、農業と漁業を基幹産業とする人口約3,000人の町です。町名の由来はアイヌ語の「トエコロ」で、「大きなフキが生えていたところ」といわれています。

豊頃町は、明治13年(1880年)に大津外4郡戸長役場が置かれたのを開町とし、令和2年に140年を迎えます。

豊頃に、本格的な開拓の鍬が入れられたのは明治中期で、明治30年(1897年)には本町の開拓に大きな役割を果たした二宮尊親(二宮尊徳の孫)が福島県から興復社一行を率いて二宮地区に入植しています。

時を前後して、町内各地に移住民が入植し、明治39年(1906年)には豊頃は戸数700戸あまり、人口3,500人を数える村に成長しました。

その後、昭和30年には、豊頃村と大津村中部地区が合併し、戸数1,600戸、人口10,180人となり、開町85年にあたる昭和40年1月1日から町制が施行されています。

位置北緯42度48分
東経143度30分
面積536.71km²
人口3,031人
世帯1,465世帯
(令和3年12月末現在)

豊頃町へのアクセス

帯広空港から豊頃約35Km45分
帯広から豊頃約30Km40分
釧路から豊頃約90Km100分
新千歳空港から豊頃約240Km約3時間半
東京から帯広空港1時間35分
札幌から帯広1時間35分
帯広から豊頃40分
豊頃駅から茂岩市街10分

町名・町章の由来

アイヌ語の「トエコロ」が語源で、その意味は「大きなフキが生えていたところ」といわれています。町章は、中心からト・ヨ・コ・ロを抽象化し、平和・親和・協力・団結を示し、変形三重円は波紋を表現し、町の限りない躍進を表しています。

エゾムラサキツツジ
町の花
日本では北海道にのみ自生するツツジ。紫色の花をつける低木で、春を告げる花の一つです。公園や街路樹に多く利用されています。
ニレ
町の木
春に花が咲いて実がなる、寒冷地に分布するニレの木を「ハルニレ」といます。高さ30mの巨木になることもあります。

姉妹都市

相馬市(福島県)
滑川市(富山県)

相馬市、滑川市は、豊頃開拓の祖二宮尊親と、富山県から多くの移住者があったことから、2都市と姉妹締結をしています。報徳精神や深い関わりを大切にしながら、産業や文化交流、児童親善使節団をとおして、まちづくりや福祉の向上をともに目指しています。

サマーランド(カナダ国)

グローバル化に伴う多文化共生社会の実現と文化交流や親善使節団をとおして国際感覚をもった将来の人材育成を目指しています。

豊頃町の産業

農業

広大な土地資源を生かした大規模農業が行われます。機械化を進めてていることから生産性の高さが特徴です。生産するのは小麦・豆類・馬鈴しょ・てん菜を中心としており、一戸あたりの平均耕地面積は全国平均の43倍、68ヘクタールを誇ります。畜産は乳牛を中心とした酪農経営が主ですが、近年は肉牛の需要が高まり飼育頭数が増えています。

漁業

漁業は港のある大津地域が拠点です。沿岸漁業の漁獲量は、十勝沿岸4町(広尾町、大樹町、豊頃町、浦幌町)の約17%、漁業生産額については約25%を占めています。サケの人口ふ化放流事業の成果により、サケ定置網漁業の水揚量が約7割、金額は約6割を占めています。

商工業

近年、帯広市など近隣町村への大型店進出が進む中で、豊頃町の商工業をとりまく環境は厳しさを増しています。町では購買人口流出にはどめをかけ、地域の持続的な発展と商工業の活性化を図るため、プレミアム商品券の発行や各種イベントなどを行ってきました。

暮らしのサポート施設

教育

  • 町立保育所 2か所
  • 町立小学校 2か所
  • 町立中学校 1か所

移住・観光

  • 移住体験住宅 2棟
  • 長節湖キャンプ場
  • 森林公園キャンプ場

医療・福祉

  • 町立豊頃医院
  • 大津診療所
  • 町立歯科診療所
  • デイサービスセンター 1か所
  • 特別養護老人ホーム 2か所
  • 福祉活動拠点施設 1か所

豊頃町の歴史

文久3年堺千代吉、大津に初めて定住
明治8年漁場開設(十勝組合の設立)
明治13年十勝外4郡戸長役場大津に開設
明治30年二宮尊親一行、興復社(二宮)農場を開く
明治36年十勝水産組合できる
大正10年大津漁業組合発足
昭和7年十勝川治水工事着手
昭和8年豊頃村産業組合発足
昭和17年豊頃村、大津村に森林組合設立
昭和22年公選による村長選挙執行(4月)
昭和23年豊頃村、大津村に農業協同組合発足
昭和24年大津村開村70年記念式典挙行
豊頃村開拓農業協同組合発足
大津村漁業協同組合発足
昭和25年豊頃村開村50周年記念式典挙行
昭和27年十勝沖地震発生
昭和30年町村合併により大津村中心部地区を編入
昭和35年チリ沖地震津波で大津に被害
豊頃町商工会設立
昭和36年茂岩橋竣工
昭和38年長節原生花園、道天然記念物に指定
昭和40年町制施行
昭和42年町民憲章制定
昭和45年豊頃町過疎指定町村に、旧大津村地区を山村指定
昭和46年東十勝消防事務組合発足
昭和49年第1回家畜まつりと秋あじまつり開催
昭和51年新茂岩橋(豊頃大橋)建設工事始まる
昭和53年農村地域工業導入地区に指定
豊頃開拓農協解散し、農業協同組合に合併する
豊頃町総合開発計画スタート
昭和54年豊頃町開町100年記念式典挙行
昭和58年福島県相馬市と姉妹都市締結
豊頃大橋完成
昭和59年富山県滑川市と姉妹都市締結
昭和60年第1回とよころ夏まつり
平成元年アイシン精機テストコースの進出協定締結
平成2年アイシン精機テストコース誘致
開町110年記念式典挙行
平成9年第1回「海と大地の祭典」とよころ産業まつり開催
平成12年開町120年記念事業実施
平成15年十勝沖地震発生(震度6弱)
平成22年第4次豊頃町づくり総合計画スタート
平成23年豊頃町情報通信基盤施設(光ケーブル)運用開始
平成27年ユーラス豊頃ソーラーパーク完成
豊頃町制施行50周年式典挙行
全国報徳サミット豊頃町大会開催
豊頃町まち・ひと・しごと総合戦略策定
平成29年大津情報通信基盤施設(光ケーブル)運用開始
平成30年豊頃まちなか活性化拠点施設ココロコテラスオープン
掛川市と互産互生協定を締結
令和元年豊頃中学校改築基本設計着手
令和2年開町140周年記念事業実施
防災行政無線デジタル化
令和3年こどもプラザとよころに大型遊具設置
東京学芸大学と連携協定を締結
道東沿岸で赤潮被害